西国巡礼 第三十三番札所 谷汲山 華厳寺 [巡礼]
すっかりごぶさたしてしまいました。
今日のお話は先日、3/13にお参りした西国巡礼最後の札所「谷汲山(たにぐみさん) 華厳寺(けごんじ)」のお話です。
西国の満願札所ということで、一番から順にまわっていれば感動もひとしおなのでしょうが、何しろ今回の西国巡礼はご結縁開帳スケジュールにあわせての巡礼ですので、順番もばらばらです。華厳寺の前にお参りしたお寺が一番札所の青岸渡寺でしたから、なんか変な感じです。
さて、この華厳寺は岐阜県の揖斐川町というところにあり、結構、山に入っていかなくてはいけません。早朝に奈良を出発し、JRのみやこ路快速で京都、京都から新幹線で名古屋、名古屋から名鉄に乗り換えて、新岐阜駅まで行き、そこからは臨時バスに揺られること1時間弱、なかなか厳しい道のりでした。お遍路でもそうなんですが、乗り物を使った巡礼というと、とかく楽をしていると見られがちですが、時間に追われながらせかせかと慣れない乗り物を乗り継ぐのはわりと疲れるものなんですよ。
それはさておき、この日は朝から強い雨が降ってまして、気温もかなり低かったです。とにかく寒い。しかもバス停からお寺までは少し歩かなくてはなりません。寒さに震えながらの移動の開始です。四国遍路では、某ローカル番組のセリフではありませんが、「山が険しければ険しいほど、朝が早ければ早いほど、ありがたい」と感じたものですが、「線」として遍「路」に意味を見出すのではなく、「点」である札所をそれぞれ回る今回の西国巡礼では、寒いことがありがたいとはかんじられませんでした。西国巡礼に四国遍路ほどどっぷり浸かれないのは、おそらくそんな理由かもしれません。要するに日常の延長のお参りになってしまっているということでしょうか。四国遍路のように非日常に浸かるというのが、巡礼の本当の意味なのではないかと思います。
話がそれてしまいました。
両脇にみやげもの店の並ぶ舗装された道をしばらく歩くと山門が見えてきます。
途中には梅が咲いていました。
山門を裏から見るとこんなかんじです。
仁王様も立派です。
山門には大きなわらじが。
山門から本堂までは石畳になります。
山門のすぐそばには三十三度石(いわゆるお百度石かな?)があります。
本堂へ歩いていくと途中にはいくつかのお堂があります。
とりあえず二つだけ。
手洗いは本堂への階段の手前にあります。
むかいには観音さま。
本堂までの階段を登ります。
本堂への階段の中ほどには観音経の句を抜き出した柱が立っています。
よく見ると本堂から紐が伸びていますが、このひもはご結縁のひもで、ご本尊の十一面観音菩薩とつながっています。
本堂に向って、右手に石碑、その奥に鐘楼があります。
左手にはわりとかわいらしいデザイニングの灯篭。
本堂の柱には精進落としの鯉。これをなでると精進落としになるのだとか。
本堂に入ります。
中はお線香の煙がもうもうと立ち込めます。
ご本尊に向って、右手が納経所。
この華厳寺は他の札所と異なり、過去・現在・未来を示すご朱印があり、ご詠歌も3つあります。
3種のご朱印はここでまとめて頂きます。
ほら見えますか?
ご本尊につながったご結縁のひもです。
ご本尊さまは1955年以来の54年ぶりのご開帳だそうですが、とても距離が遠く、上から下がる幕があったので、よく見えませんでした。写真もありません。
お参りを済ませ、本堂の裏手へまわると、笈摺堂(おいずるどう)があります。
ここはすべての札所をまわって満願を達成した巡礼者が、それまで身にまとっていた白衣(笈摺)や杖、納経帳を納めるお堂です。
帰りに明王堂などにもお参りしたのですが、雨の中でかさと杖とカメラを持って寒さに耐えるのはとてもとてもつらかったので、ごはんをたべて、おみやげを買って帰路につきました。
ほんとは表のブログでご紹介するごはん写真ですが、今回はこちらで。
川魚定食。あまごの塩焼きと鯉のあらいがとてもおいしかったです。
今回は食べなかったんですが、同じお店の店頭ではお団子も焼いてました。
帰り道で寒さに耐えられず、入ったお店で五平餅と甘酒を頂きました。
お雛様がかわいらしい。このあたりは長く飾るんでしょうか。
さて、ご朱印をご覧いただきましょう。
余談ですが、この次の日はいつものお寺の大安寺さんでニの午厄除け法要に参加しました。
今日のお話は先日、3/13にお参りした西国巡礼最後の札所「谷汲山(たにぐみさん) 華厳寺(けごんじ)」のお話です。
西国の満願札所ということで、一番から順にまわっていれば感動もひとしおなのでしょうが、何しろ今回の西国巡礼はご結縁開帳スケジュールにあわせての巡礼ですので、順番もばらばらです。華厳寺の前にお参りしたお寺が一番札所の青岸渡寺でしたから、なんか変な感じです。
さて、この華厳寺は岐阜県の揖斐川町というところにあり、結構、山に入っていかなくてはいけません。早朝に奈良を出発し、JRのみやこ路快速で京都、京都から新幹線で名古屋、名古屋から名鉄に乗り換えて、新岐阜駅まで行き、そこからは臨時バスに揺られること1時間弱、なかなか厳しい道のりでした。お遍路でもそうなんですが、乗り物を使った巡礼というと、とかく楽をしていると見られがちですが、時間に追われながらせかせかと慣れない乗り物を乗り継ぐのはわりと疲れるものなんですよ。
それはさておき、この日は朝から強い雨が降ってまして、気温もかなり低かったです。とにかく寒い。しかもバス停からお寺までは少し歩かなくてはなりません。寒さに震えながらの移動の開始です。四国遍路では、某ローカル番組のセリフではありませんが、「山が険しければ険しいほど、朝が早ければ早いほど、ありがたい」と感じたものですが、「線」として遍「路」に意味を見出すのではなく、「点」である札所をそれぞれ回る今回の西国巡礼では、寒いことがありがたいとはかんじられませんでした。西国巡礼に四国遍路ほどどっぷり浸かれないのは、おそらくそんな理由かもしれません。要するに日常の延長のお参りになってしまっているということでしょうか。四国遍路のように非日常に浸かるというのが、巡礼の本当の意味なのではないかと思います。
話がそれてしまいました。
両脇にみやげもの店の並ぶ舗装された道をしばらく歩くと山門が見えてきます。
途中には梅が咲いていました。
山門を裏から見るとこんなかんじです。
仁王様も立派です。
山門には大きなわらじが。
山門から本堂までは石畳になります。
山門のすぐそばには三十三度石(いわゆるお百度石かな?)があります。
本堂へ歩いていくと途中にはいくつかのお堂があります。
とりあえず二つだけ。
手洗いは本堂への階段の手前にあります。
むかいには観音さま。
本堂までの階段を登ります。
本堂への階段の中ほどには観音経の句を抜き出した柱が立っています。
よく見ると本堂から紐が伸びていますが、このひもはご結縁のひもで、ご本尊の十一面観音菩薩とつながっています。
本堂に向って、右手に石碑、その奥に鐘楼があります。
左手にはわりとかわいらしいデザイニングの灯篭。
本堂の柱には精進落としの鯉。これをなでると精進落としになるのだとか。
本堂に入ります。
中はお線香の煙がもうもうと立ち込めます。
ご本尊に向って、右手が納経所。
この華厳寺は他の札所と異なり、過去・現在・未来を示すご朱印があり、ご詠歌も3つあります。
3種のご朱印はここでまとめて頂きます。
ほら見えますか?
ご本尊につながったご結縁のひもです。
ご本尊さまは1955年以来の54年ぶりのご開帳だそうですが、とても距離が遠く、上から下がる幕があったので、よく見えませんでした。写真もありません。
お参りを済ませ、本堂の裏手へまわると、笈摺堂(おいずるどう)があります。
ここはすべての札所をまわって満願を達成した巡礼者が、それまで身にまとっていた白衣(笈摺)や杖、納経帳を納めるお堂です。
帰りに明王堂などにもお参りしたのですが、雨の中でかさと杖とカメラを持って寒さに耐えるのはとてもとてもつらかったので、ごはんをたべて、おみやげを買って帰路につきました。
ほんとは表のブログでご紹介するごはん写真ですが、今回はこちらで。
川魚定食。あまごの塩焼きと鯉のあらいがとてもおいしかったです。
今回は食べなかったんですが、同じお店の店頭ではお団子も焼いてました。
帰り道で寒さに耐えられず、入ったお店で五平餅と甘酒を頂きました。
お雛様がかわいらしい。このあたりは長く飾るんでしょうか。
さて、ご朱印をご覧いただきましょう。
余談ですが、この次の日はいつものお寺の大安寺さんでニの午厄除け法要に参加しました。
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